認知症予防(1)知的活動(脳トレ)
脳を若々しく保つために、また認知症を予防するために、脳トレーニングは大切です。
高齢になると、脳にどのような変化が起こるでしょうか。
・ あれ、それと物や人の名前が出てこない、ど忘れが目立つようになった
・ 冷蔵庫を開けたとたん、何を取りに来たのか忘れてしまった
・ 記憶力が落ちたと感じる
・ 新しいことにチャレンジするのが難しくなった
・ 電化製品を買い替えると使い方を覚えるのに時間がかかる
・ 頭の回転が悪くなった
きっとこのようなことが浮かぶでしょう。
しかし一方で、高齢なのになんという頭のキレだ、という人に出くわすこともあるでしょう。
脳の使い方、鍛え方で脳は絶えず変化していきます。そして脳のキレの差は、年を重ねるごとに大きくなります。(幼児期も差は大きいです。)
基本的に脳は使えば使うほど活性化され、強くなり、回転も速くなります。
怠けさせてばかりいると、どんどん衰えていきます。
その理由の一つは、脳細胞同士のつながりにあります。脳細胞は他の細胞とつながることで存在意義を見出し、生存しますが、細胞のつながりがなくなると死滅してしまいます。
そして、脳細胞同士のつながりは脳を使うことで強くなり、使わないと弱くなります。
頭を使うといわれても何をすればいいのでしょうか。
例えば、下記のようなことは脳を使う脳トレーニングになります。
・ クイズ番組を見ながら自分も積極的に答えを口に出してみる
・ 脳トレパズル本を買って取り組んでみる
・ 目で見た物の名前をパパパっと思い出してみる
・ 互いに関係のない5つの単語(ランダムな数字)を頭に思い浮かべ、
少し経ったら思い出してみる。
・ 一人じゃんけんや一人しりとりをしてみる
・ トランプなどのカードゲームを楽しむ
・ RPG(ロールプレイングゲーム)やアクションなどのゲームを楽しむ
・ 本を読む/新聞を読む
・ 料理をする
・ SNSやブログを始める
・ 日記を書く/文章を書く
・ 作詞や俳句、絵葉書などの創作活動をする
・ ピアノやギターなど、耳と手先を使える趣味を始める
・ なんでもいいから趣味を持つ
など、たくさんの脳トレーニングが見つけられます。
何か自分で楽しんでできそうな脳トレーニングが見つかればそれが一番脳に良いトレーニングです。