認知症予防(3)バランスの良い食事
以前、認知症予防にココナッツオイルが効果を発揮!とTVで特集されました。
その結果、スーパーからココナッツオイルが消えました。売り切れ、ですね。
今度はアマニ油が認知症を予防!とTVで放送されました。
その結果、スーパーからアマニ油が消えました。
わが国ではいいという情報が流れるとそれを皆わーっと買い求める傾向があるそうですね。
でも、どの病気予防でも、結局は「いいからと言ってそればかり食べるのはダメで、結局はバランスが大事だ」となる。
いいものはもちろん効果があっていいものです。
アマニ油やエゴマ油はオメガ3脂肪酸です。青魚に含まれることで有名なEPAとかDHAとかそういう油ですから、脳にとてもいいです。
毎日とるのもおすすめです。ただ、取りすぎるとカロリーオーバーです。
ココナッツオイルも認知症の進行を遅らせる効果が報告されるほど脳に効果をもたらしてくれる油です。毎日とるのもいいでしょう。ただ、取りすぎるとやっぱりカロリーオーバーです。
TVでは、この食材がいいから、毎日このくらいとりましょう、という放送がたびたびなされますが、それを全部積み重ねていったら、一日いったいどれくらい食べなきゃいけないんだ、結局メタボになっちゃいませんか?という量になります。
結局はその人にあった、「バランスの取れた食事」が大切です。
良いといわれている食材から、自分が無理なく取り入れられるものをチョイスし、全体でバランスが良くなるよう調節するのが良いでしょう。
その上で、認知症予防にいいといわれる食材をご紹介します。
・ オメガ3脂肪酸の油・・・青魚、アマニ油、エゴマ油など
・ ココナッツオイル
・ ココアや赤ワイン(ポリフェノール)
・ 抗酸化力の高い食材・・・ビタミンC(野菜や果物)、ビタミンE(ナッツ、大豆、ゴマ、卵など)
逆に避けたほうがいい食材は、下記です。
・ 質の悪い油/マーガリン等
・ 塩分の多いメニュー
・ 糖分の多いメニュー
・ 炭水化物過多
それから、やっぱり嫌々行うと脳に悪影響ですから、楽しくメニューを考え、おいしい~と感動しながら食べ、時には甘いものや塩分の多いものも楽しく食べて、がいいのではないかと思います。