場所法 【本当に覚えられる記憶術】

記憶術記憶法, 場所法

場所法とは長い歴史を持つ記憶術で、その歴史は紀元前にまでさかのぼります。場所法を作り出したのはシモニデス(BC556~BC468)で、その後多くの学者などにより受け継がれつつ広まっていき、現在に至るまで効果の高い有名な記憶術として使われています。

場所法とは、場所に覚えたいワードを配置して記憶するものです。

例えば、教室だったら、『黒板、教卓、本だな、壁の張り紙、窓、自分の机』等が、場所法を使う”場所”となります。
覚えたいワードが、リンゴ、シロップ、とうふ、スプーン、洗剤、ノートという買い物リストだったとしましょう。それぞれにこれらを配置します。このとき、印象深いイメージとして配置するのがポイントです。

窓をとうふスポンジで洗っている業者とか、教卓で先生がリンゴのジャグリングをしているとか、本棚にスタイリッシュにシロップが並んでいるとか、自分の机に勉強しろとかみつかんばかりのノートのお化けがいるとか、ふつうだったらおかしいイメージを配置していきましょう。
印象強いイメージとして配置することで記憶に残りやすくなり、覚えることができます。

配置するワードは1か所1つとする必要はありません。自分で記憶できそうなら数個~5、6個まとめて配置してもよいでしょう。

注意点として、場所として使う場所は、普段慣れ切っている場所を使います。使いたい場所の記憶があやふやだと配置したワードごと場所を忘れてしまうことになりかねません。

場所法の便利な使い方として、自宅から駅への道を場所として使うと、例えば歴史の出来事を古い順に等、順番を合わせて覚えたいときに便利です。

場所法はかなり出来上がった完成度の高い方法で、ペグ法など、他のバリエーション的な記憶術も数多く開発されています。

Posted by admin3


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