マルチ商法はこうやって入りこむ 経験談

雑記マルチビジネス, 心理, 詐欺, マルチ商法

誰もが、マルチ商法なんかには自分は引っかからないと思っているでしょう。
しかし、そう思っている人ほど要注意です。
なぜなら、自分は絶対に引っかからないと思っている人は、マルチ商法に飲まれる人の心理を理解できませんし、マルチ商法への興味もないため知識が薄いままです。
だから、何も知らないまま、気がつくと巻き込まれているというケースに陥ってしまうのです。

私自身、職を転々としているころ、マルチ商法をしている人とであい、危うく引き込まれるところでした。

名刺交換会をいくつも回っていると、「ぜひ合って情報交換をしましょう」と言ってくる人がいます。
私という、まだまだ経験も浅いうえ、将来を模索し何かできることはないかと探していて、いかにも収入が少ないだろうと感じる女性は格好の餌に見えたのでしょう。
マルチ商法について全く知らなかった私は、まだまだカンも働かず、情報交換をしましょうと言ってくる人たちに片っ端から合っていました。
すると高確率でマルチ商法に関わっている人に合うのです。

彼らはまず、「情報交換」の名目で、喫茶店やファミレスなどで会おうとします。
実際に合うと、最初は私に何をしている人かを尋ねたり、自分は商品を販売していてかなり収入があるなどと、「マルチ商法勧誘」への導入となる会話を始めます。そして、パンフレットや試供品を取り出し、商品のアピールが始まります。

最初のころは、そっけない対応は相手にも失礼ですし、比較的熱心に話を聞いていました。まだマルチ商法とは気づかずに。
さらに、そのころの私は転職をしたり、まだまだ収入にならないようなフリーランスの仕事をしていたので、相手は「この人は高収入に惹かれる」と判断し、商品のアピールをほどほどにして、1人紹介したらいくらいくら儲かって、紹介した1人がすごい人(営業成績のいい人)だったら、あなたは何もしなくてもいくらいくらの収入がずっと得られるというような、お金の話を始めます。

私は営業に向くタイプではなかったので、「勧誘できる相手なんていないし、言葉もうまくないので、向かない」と伝えると、勧誘する相手は知り合いから選べばいい、友人や親族を誘うのが嫌なら、卒業アルバムが役に立つと、具体的なアドバイスをしてきました。
自分や組織が強力にバックアップすると、自信満々に成功をアピールしてくるのです。
私の感覚では、実際は自分が欲しいバックアップとは違うように思えました。私には合わないのかなと。

いろんなジャンルのマルチ商法関連の方、10人以上に会ったと思いますが、たいていはこういうパターンでした。

そのころはマルチ商法に疎かった私も、多くのマルチ商法に関わる人に会うたびに情報が増え、鼻が利くようになってくると、事前にそういう話でしたら断わりますと伝えながら合うようになり、外野から眺めるように彼らの話を聞くことができるようになりました。

大切なのは、お金を払うことから始まるお金儲けは嘘の話がほとんどだと言うことだと思います。

私の経験が何かの役に立てばと思い、書き残しておこうと思います。

Posted by admin3


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