子供の8×5は、8個入りの5箱のお菓子の数を計算できないのはなぜ?

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母「はちご?」 子供「しじゅう!」
5歳の子供でも、こんなやり取りができるほど、子供は記憶が上手です。
インドでは、九九どころか、99×99まで覚えるらしいですが、大人の自分たちから見るととてもとても覚えられないと感じても、小学生ならスラスラ覚えられるでしょう。私たちと脳の作りが違うからです。

しかし、不思議ですよね。こんなにしっかりと九九を覚えていても、文章題になるとさっぱりわからなくなるのです。

母「はちご?」 
子供「しじゅう!」
母「お菓子が8個入った箱が5個あります。お菓子は全部で何個ですか?」 
子供「え? なに? わからないよ」

もし、「トラペッタリノーダ?」と聞かれたら答えは「ボルビン!」だ!と言われたら、次の、「トラペッタリノーダ?」には「ボルビン!」と正解できるでしょう。
しかし、「ベルノーダババベリルザイアーノッドラサ、ベリ?」と、別の言葉で効かれて、これの答えが、当然ながら「ボルビン」だ、わかっているはずだろうと言われても、先ほどの子供のように、 「え? なに? わからないよ」 となるでしょう。

多くの子供にとって、「8×5」と、「 お菓子が8個入った箱が5個あります。お菓子は全部で何個ですか?」は全くの別物です。意味が繋がっていなければ、わからないのも当たり前です。

子供の脳は、「覚えること」に特化しています。
天才キッズたちは、大人の脳にはない、「超人的な記憶能力」を駆使して天才と呼ばせます。もしかしたら1万人に1人のすごい子供なのではと錯覚させるのもこのためです。 子供は全員天才です。

子供の脳は、なかなか文章の意味と九九の意味を繋げることに苦労してしまいます。理解するより、記憶するほうが得意なので、ついつい暗記してしまい、応用ができません。そこを、私たちは大人の脳で「何で自分たちのように理解できないのだろう?」と考えてしまいます。子供の身になるのはなかなか大変です。
視覚情報を多用して、しつこいくらいにゆっくり伝えないと、暗記特化脳の子供たちはなかなか理解はできません。

教育先進国のフィンランドでは、小学生になって初めて数字を習い、1年生では足し算すら習わないそうです。それほど、子供の理解度の現実は、大人たちの感覚とは離れているということなのでしょう。それに合わせると、小学1年生は1、2、3…と数字を覚えるくらいが適している、となるようです。

子供が算数問題を解けないと焦って教えるより、今はまだ脳が追いついていないだけと、点数が悪くても大丈夫と気楽に構えて、算数の面白さを伝えるほうがずっといいのではないかと思います。

Posted by admin3


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