入れ歯が合わないと認知症リスク上昇-新報道2001-(フジテレビ)
2016年4月3日(7:30~8:55)に放送された新報道2001(フジテレビ)で、噛める入れ歯で認知症が改善したという内容の放送がありました。
ある90代の女性は、合わない入れ歯を使ったところ、噛めない食事が続き、わずか1週間で立てなくなりました。また、認知症の兆候が見え始めました。
そこで、歯科(河原英雄医院)を訪れ、噛み合わせの良い入れ歯に変えたところ、4か月後には自力で歩行しが可能となり、以前と同じような食事がとれるようになり、認知症の進行も抑えられたといいます。
入れ歯の調整は保険の点数が低いため、歯科医がやりたがらないそうです。利用者の生活を変えるほどの大きなものですから、よい歯科を見つけたいですね。
噛むことができる入れ歯を使うことで、食事の噛む回数が増えるのはもちろんの事、会話もしやすくなり会話の頻度も上がります。噛むこと、会話することはともに認知症予防、進行防止には重要な要素です。
歯がないままの状態でいる人と、入れ歯をしっかりと入れている人では、海馬などの脳への刺激がまったく異なり、認知症になるリスクも異なります。噛むことはものを食べる以外にも私たちの体に良い影響を与えてくれています。
最近のグルメ番組は、甘いもの、やわらかいものをいいもの、おいしいものとして放送するものが多いですが、認知症予防から見るとおいしくありません。
意識しないと硬いものが食べられないくらいやわらかいものが増えていますから、自然と咀嚼回数も減ってしまっています。日ごろから噛む=脳に刺激と考えて、食べごたえのあるものも食事に加えて、咀嚼回数を増やしていきたいものですね。