認知症は食い止められる 今でしょ!講座 2017最新研究(1)
歩き方でわかる認知症予防
●ポイント
1.歩くスピードが遅いと認知症のリスクが上がる
横断歩道を渡るのが怪しくなったら要注意。
2.歩幅が狭いと認知症のリスクが上がる
歩く歩幅と認知機能の関係が明らかに。1000人の調査で判明。
だからといった女性>男性とリスクが高いわけではなく、体の大きさの割にと考えればよい。
3.有酸素運動を行うと認知症のリスクが下がる
MCI(軽度認知障害)を放置しておくと認知症に移行してしまう可能性が極めて高い。
家庭で簡単に検査。
スマヌ法。
背中にス、マ、ヌのいずれかを書き、それを当てるというもの。
3つの文字は似ているので、間違いやすいのです。
6回中3回間違えると軽度認知障害の疑いあり。
アメリカの研究で、歩くスピードが遅いと1.77倍高くなる。
脳の運動野から、早く歩け!と信号が発せられ、早く歩ける。
この信号がうまく伝わらないと早く歩けない。
秒速90cmをきるとまずい。
横断歩道は秒速100cmで渡れるように作られている場合が多い。
どんどん追い抜かれるというのも目安。
年々ゆっくりになっているならサインが出ている。
本人が速いと感じるかどうかも自己分析材料になる。
なるべく歩幅を広げて歩くと認知症予防に〇。
本人は認知症かしら?と思う。その時周りが大丈夫よ!と言い、本人がその気になってしまう。
どうすれば本人が気づける?
メガネを忘れた時、ここかな?ここかな?と考えられるなら大丈夫。
とんでもないところにしまっていたり、思い出せなかったりはちょっと危険。
人との約束等重要なことをヒントを与えても思い出せない、というのも危険。
有酸素運動で認知症予防
BDMF(脳由来神経栄養因子)
有酸素運動をすると脳内で作られる。
筋肉の収縮からもつくられ、その一部が脳に伝わる。
BDMFが脳のネットワークを復活、修復させてくれる!
という最新情報がある。
オーストラリアのメルボルン大学の研究
週3回(合計150分程度)の有酸素運動で認知機能が改善。
自宅でできるエクササイズ コグニサイズ
頭と体を同時に使う。
ステップをしながら数を数えて、3の倍数で手を叩くなど。
自分に難しいくらいがいい。
1日10分くらいやるといい。
これも有酸素運動。
認知症は食い止められる 今でしょ!講座 2017最新研究(2)に続く。