認知症当事者の想い「先回りしないで」

認知症に関するあれこれ

認知症当事者の声が、最近は少しずつ私たちの耳にも入るようになってきました。

認知症患者に対する世間の見方が少しずつ変化したことや、認知症に対する知識が一般に広く知れ渡ったことで、ニュースや書籍などを通してようやく本人の声が届くようになったからでしょう。

認知症になると、身の回りのことができなくなるから、たくさん手伝ってあげよう、先回りしていろいろとやってあげよう、と思いがちですが、認知症患者本人は、何でもかんでもやってもらいたいとは思ってません。

本人は、できることは自分でやりたい、自分でできることまで奪わないでほしい、と思っているのです。
認知症になっても、できることは驚くほど多くあります。
社会参加だって長いことやっていられますし、もちろん自分のことに対してもそうです。
また、そういった活動が認知症の症状の進行を遅らせることにもつながります。

何でもかんでも手助けする、ではなくて、困っているときに困っている部分だけ、手助けしてほしいといわれたときに言われたところだけ、という支援が本人にとってありがたいことなのだと思います。

Posted by admin3


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