ワーキングメモリの鍛え方
ワーキングメモリを鍛えるには
ワーキングメモリを向上させるには、2つのアプローチがあります。
1つは、鍛えること。
もう1つは、掃除することです。
今回は、掃除するについて書こうと思います。
たとえば、すでに水が半分は言ったコップと、空っぽのコップがあります。新たに覚えるもの(水)がたくさん入るのはどちらでしょうか。このように、ワーキングメモリの容量が同じであっても、すでに中身が入っていると、その働きは弱くなります。
「今日の午後3時に田中さんに電話しなければ」
と思いながら仕事をしていると、そのことがチラチラと気になるでしょう。これがコップの中の水です。
こんなときは、メモをするとコップの水は少なくなり、実際に電話が終わると、これに関するコップの水は無くなります。
人は大抵、何かを気にしながら生活しています。それがワーキングメモリの働きを常に妨げているのです。
掃除をするとは、こんな状態にあるワーキングメモリから、「気にしておかなければならないこと」を外に出す行為です。
・メモを活用する
・後回しにせずさっさと終わらせる
といったことを意識して、コップの水をどんどん減らすことで、ワーキングメモりは本来の力を取り戻します。
家の部屋も、散らかっていると本来の広さを感じさせなくなりますし、効率的に休めない場所になるでしょう。
脳も部屋と同じように掃除をしてあげないと、使い勝手が悪くなってしまうのです。