占いを信じてしまうのはなぜか

脳と思考占い, 信じる, 星座

今日の○○座の運勢はぎりぎり上位の第5位です。いつもより慎重になって。夜は少し遅くなってもいいからホットミルクで落ち着こう。特に注意したい色は緑です。

そういえばミスの大きさの割に上司は自分の為に叱ってくれてありがたかったように思う。占いを気にして失敗に対して慎重に対応したからかもしれない。注意したい色の緑には数多く出会ったけれど、気を付けて過ごしたから何とかなったんだろう。占いは当たるなぁ。と一日を回想しながらホットミルクを飲むでしょう・・・。

占いが当たるのは、人は自分について占いが行われた結果に対し、それを信じようとし、それが正しいと信じたくなるという心理作用によるものと考えられます。特にA局の占いより、B局の占いのほうが当たる、と感じて自分で選択している場合なんてさらにそう感じます。自分で選んだ局の占いは当たっていてほしいと願ってしまうのです。結果その日の占いが何となく自分に当てはまっていると感じやすくなります。

先ほどの例でも、仕事上のミスを「ケガ」に当てはめて当たっている、と感じていますが、ケガといえば擦り傷などの身体的なケガと考えるほうが自然です。注意したい色だとかラッキーカラーはその色を気にすることでいくらでも目に飛び込んできます。

ある実験では、複数の人物に、あなたについて占った結果だといって1枚の紙を送りました。そしてその文章が自分に当てはまっているか点数をつけてもらったところ、平均85点という高得点をたたき出しました。
さぞかし能力のある占い師が占ったものだろう!と思いたいのですが、実際は実験を行った人物が既存の占いの文章を適当に編集した文章を用意しただけなのです。しかもたった1種類です。つまり、全員に同じ文章を配ったというのです。

占いが支持される理由はこんなところにあったのですね。

Posted by admin3


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