流動性知能と結晶性知能とは

脳知識情報流動性知能, 結晶性知能

知能には大きく分けて流動性知能と結晶性知能の2つがあります。最近、脳は衰えないとか、成長を続けるといわれる理由がここにあります。

脳を若々しく保つ

流動性知能とは

流動性知能は、計算能力とか、脳の処理速度に関わる能力で、20代をピークに下降線をたどります。
しかし、この能力は鍛えることで若さを取り戻し、人によっては80代でも20代の平均値と変わらない能力を保つのです。
脳は使うことで若さを保つことは筋肉より容易と言っていいかもしれません。
ただ、使わないこともまた容易で、毎日考えることを拒否してぼーっと過ごすことでどんどん急速に衰えていきます。
そのため、体の筋肉以上に人によって差が表れてしまうでしょう。

 

結晶性知能とは

脳はいつもまでも成長し、衰えない、それは結晶性知能は年齢を重ねるごとによくなるからです。
結晶性知能とは文字通り結晶化した知能のことで、経験の賜物です。
経験は年配の方のほうが若年の人よりもはるかに多いのが通常で、結晶性知能は経験に比例しますから、年を取るほど結晶性知能は高くなります。
年を重ねた凄腕社長が即決で英断を下すのは、単なる思い付きや気分では決してなく、結晶性知能の高さがなせるワザです。

 

もし、あなたが脳トレーニングに励み、流動性知能を20代に保ちつつ結晶性知能をどんどん高めていけたなら、脳は生涯衰えることなく成長を続けることができるでしょう。
でも脳細胞は毎日大量に死んでしまうから・・・と悲観する必要はありません。
1日10万個などともいわれていますが、結局高齢になっても脳の重さは若いころとほとんど変わらないことがわかっています。つまり、大量に死ぬとは言っても全体量から見ればわずかなもので、さらに海馬などの重要な部分で脳細胞が増えることもわかっています。
脳は使えば使うほど新生脳細胞を作り出すことにもつながるのです。

普段から脳を使う、考えることを避けない、工夫を楽しむ、勉強に励む等、脳を意識して活動することで、脳は一生衰えず元気にあなたを支えてくれるでしょう。

Posted by admin3


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