〔8分脳トレ〕9つの箱とボール
8分で脳トレ!論理パズル&クイズ問題
8分もいらない人も、8分では足りない人も、頭の体操にぜひ。
8分で脳トレ!問題
ここに9の箱があります。この中の1つに、ボールが入っています。
生徒Aはボールが入っている箱のマークを知っています。
生徒Bはボールが入っている箱の色を知っています。
生徒Cはボールが入っている箱がどのタテの列にあるのかを知っています。
先生は、生徒Aから順に「ボールの入っている箱がどれかわかりますか?」と質問をしていきました。
「生徒A、どの箱にボールが入っているかわかりますか?」
生徒A「わかりません」
「生徒B、どの箱にボールが入っているかわかりますか?」
生徒B「わかりません」
「生徒C、どの箱にボールが入っているかわかりますか?」
生徒C「わかりました!」
どの箱にボールが入っていますか?
問題解決のヒント1
わからないというヒントから、わかる情報を見つける問題です。
生徒Aの「わかりません」から、何がわかるかを考えます。
生徒Aは、箱のマークを知っていますから、もし、マークが「◎」と教えられていたら、宝は「Dの箱」と即答できます。
「わからない」ということは、Dの箱ではないということになります。
同様に考えて、EとGも候補から外れます。
問題解決のヒント2
候補が6個に絞られた状態で、生徒Bに質問し、「わかりません」と答えました。
Dが既に候補から外れているので、赤い箱はAの1つだけです。
同様に、Gが既に候補から外れているので、青い箱はBの1つだけです。
この情報から、AとBであれば、生徒Bはすぐにボールが入っている箱を特定できるので、Aの箱とBの箱が候補から外れます。
パズルの答え
生徒Cはタテのどの列にボールの箱があるかを知っています。
もし、一番左の列だったとしたら、この時点で候補の箱は無くなるので矛盾します。
もし、一番右の列だったとしたら、まだ絞り切ることはできません。
もし、中央の列だったとしたら、候補の箱はH1つです。
この時点で生徒Cが「わかった」ということは、生徒Cは「中央の列にボールが入った箱がある」と知っていたとわかります。
よって、ボールはHの箱に入っています。