3つの電球パズル【Microsoft入試問題】
有名論理パズル&クイズ問題
Microsoft入試問題として出題されたという問題です。ビル・ゲイツ氏はこの問題から何を読み取ろうとしたのでしょうか?
3つの電球パズル問題
あなたはある建物の玄関ドアの外に立っています。
そこには3つのスイッチがあります。
ドアの中にある部屋の照明を操作するものですが、3つの内2つは故障していて、1つしか作動しません。
スイッチはすべてオフになっています。
あなたはたった1回だけ部屋に入るだけでどれがこの部屋の電球に明かりを灯すスイッチなのかを特定しなければいけません。
どうすればいいでしょうか?
問題解決のヒント1
3つのスイッチをA、B、Cとします。
スイッチは3つあり、それぞれオンかオフのどちらかに動かすことしかできません。
もし、スイッチAをオンにして部屋に入り、明かりがついていれば、スイッチAが答えです。
しかし、明かりが消えていた場合、スイッチBなのか、スイッチCなのかわかりません。
2つをオンにして、1つをオフにしても結局同じようになってしまいます。
今度は部屋の明かりが消えていればオンにしなかったスイッチが正解ですが、明かりがついていれば、確率は50%で2つが候補に残ってしまいます。
問題解決のヒント2
「電球に明かりがついている」状態をイメージし、他にヒントが得られないかを想像します。
視覚以外に使える情報があるはずです。
パズルの答え
Aのスイッチを入れ、を10分程度そのままにします。
もし、Aのスイッチが当たりなら、電球は徐々に温まっていきます。
その後、Aのスイッチを切り、Bのスイッチをオンにして部屋に入ります。
明かりがついていればB、部屋が暗く電球が温かければA、部屋が暗く電球が冷たければCがこの部屋の照明のスイッチです。
電球が温まるという、経験で知っているはずの情報を、脳内から引っ張り出してこれるか?がこの問題突破のカギです。
入試問題としては、いざという時に情報をうまく活用できるか、発想の転換や広い視野を持てるかを見たかったのかもしれません。