左利きは天才か?
左利きの人は天才肌だ、なんていう噂を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
左利きの人は世界で見ても10%もいないといわれており、なかなか珍しい存在と言えます。ちなみにまったく関係ありませんがサイト管理人は普通に右利きです。
ニュートン、モーツァルト、バッハ、エジソン、ピカソ・・・確かに左利きの偉人は数多くいます。
果たして左利きの人は天才肌なのでしょうか?
その答えはわかっていませんが、おそらく先天性のものではなく、後天性のものと考えられると思います。
この世の中は右利きの人のひとに過ごしやすいようできています。文房具に絞っても、ハサミは右利きの人に使いやすいようにできていますし、ノートの横書きは左利きの人には書きにくい(直前の文字が見えにくい)でしょう。駅の改札も右側に切符を通す口がついています。おそらく左利きの人は右手で通しているでしょう。
普段の字は左で書くが、習字は右手で書く、という人も多いそうです。そもそも文字を書くときに左で書くと書いている線が見にくく、書きにくいのです。
つまり、左利きの人は常に、日常から不便な生活を強いられるわけです。
この不便な生活は脳にとっては非常に良いトレーニングになります。
普段から左脳、右脳を情報を激しく行き交わせることになるのも左右の脳の素早いやり取りができるようになる点で優れたトレーニングです。
日常のいたるところにトレーニングの要素が転がっているのですから、脳が鍛えられ、後天的に優れた脳になる可能性がある、ということなのではないかと思います。