右脳と左脳、記憶力がいいのはどっち？
自分は左脳人間だから左脳、右脳人間だから右脳？
いえいえ、左脳派右脳派ということは関係なく、記憶力が優れているのは「右脳」です。
左脳は、ゆっくり、少しずつ、１つずつ覚え、記憶容量は多くありません。
一方の右脳は、高速で、大量に、同時処理で覚え、記憶容量は膨大です。
それなら何でもかんでも右脳に記憶すればいいじゃないか、と感じます。実際、右脳記憶法といったジャンルの本やグッズが販売され、右脳をもっと活用しようという動きもあります。速聴や聞き流すだけの外国語取得ＣＤなども右脳に働きかけることを狙っているものが多いでしょう。
しかし、何でもかんでも右脳、というわけにはいきません。
右脳は映像担当で、左脳は言語担当と、覚えるものの違いがはっきりしています。ＰＣになれている人なら、文字だけのテキストファイルより、動画ファイルのほうがよほど重い（容量が多い）のを知っているでしょう。右脳は動画や立体画像、場所の雰囲気などを次々と記憶するので、膨大な記憶量がないとやっていけません。
もう一つ特徴として、右脳記憶はあいまいで、左脳記憶はしっかりしています。今いる場所で目をつむると、直前まで見ていた風景であっても隅々までは思い出せません。右脳は細かいことは気にしないのです。