100枚のコインパズル【アップル社入試問題】
有名論理パズル&クイズ問題
apple社の入試問題として出題されたという問題です。
この難問を突破できるでしょうか。
100枚のコイン問題
机の上に100枚のコインがある。
コインは全てが表か裏を向いており、10枚が表で90枚が裏である。
あなたは、感覚、視覚、その他いかなる感覚を使っても、あらゆる方法を用いても、コインが裏表のどちらを向いているかを知るすべはない。
100枚のコインを2つの山に分け、表を向いているコインの数がどちらの山も同数となるようにしてほしい。
問題解決のヒント1
まずは頭の中で、状態をイメージし、実際にやってみてください。
普通にやると、あらゆる方法でコインの裏表を知るすべがないのですから、運よく5枚ずつにならない限りは失敗してしまいます。
次に、「表のコイン」と「裏のコイン」の関係とか、2つグループに分けた時の、1つのグループの表の数と、もう1つのグループの表の数の関係、さらには、1つのグループの表と裏の関係など、何か関連性がないかを考えていきます。
問題解決のヒント2
たとえば、適当に2つのグループに分け、左グループにコインが34枚、右グループにコインが66枚になったとします。
たとえば、左グループの表の数をαとすると、右グループの表の数はどう表せるでしょうか。
表の数は全部で10枚なので、右グループにある表の数は「10-α」となります。
さらに、裏の数もαを使って表します。
左グループにコインが34枚、右グループにコインが66枚という数は数えればわかるので使えます。
つまり、左グループの裏の数は、「左グループの表の数」をαとしているのですから、「34-α」と表せます。
右グループの裏の数は、66-(10-α)ですね。
問題解決のヒント3
左グループの表の数と、右グループの表の数を同じ数にしたいという視点で、上にあるそれぞれを表した式を見てください。
何かが見えてきませんか?
カギとなるのは、「よく似ている式」です。
問題解決のヒント4
例では34と66に分けましたが、どう分けるかは自由です。
コインの裏表はどうやっても見分けられませんが、いくつコインがあるかはわかります。
これは、コインの分け方には工夫ができるということを表しています。
よく似ている式を意識しながら、分け方を考えてみてください。
パズルの解説
よく似ている式は、「10-α」と、「34-α」です。
コインの分け方は自由ですから、もし、左グループのコインの数を10枚にしたら、よく似ている式から同じ式になりますね。
両方とも「10-α」です。
つまり、左グループの裏の数と、右グループの表の数は同数になったということです。
左グループの表の数は、「α」です。
もし、これが「10-α」なら、問題解決です。
さて、ここで発想力の出番です。
今、左グループの「10-α」は「裏を向いているコインの数」です。
しかし、これをひっくり返したら、どうなるでしょうか?
左グループの10枚のコインをすべてひっくり返すと…
「10-α」が、表を向いているコインの数に変身します。
パズルの答え
この問題の正解は、「左グループを10枚にして、その10枚をひっくり返す」です。
たとえば、左グループ(10枚)に、表コインが3枚、右グループ(90枚)に表コインが7枚だったとします。
この時、左グループの裏コインの数は7枚です。
左グループの10枚をすべてひっくり返すと、表コインが7枚になりますね。