エピソード記憶と意味記憶

脳のふしぎ宣言記憶, 意味記憶, エピソード記憶

記憶の中の、宣言記憶には、エピソード記憶と意味記憶という2種類の記憶があります。
宣言記憶の他に非宣言記憶があります。非宣言記憶については下記リンクをご覧ください。
非宣言記憶(非陳述記憶)とは
エピソード記憶とは

出来事の記憶です。旅行に行った記憶、学校で勉強したという記憶、家族と過ごした日々の記憶等、がこれに当たります。

 

意味記憶とは

物の名前や場所の名前、人名などの名前の記憶や、それぞれの意味の記憶などがこれに当たります。

エピソード記憶と意味記憶で記憶しやすいのはどちらでしょう?
これは普段の経験からもわかりやすいですね。エピソード記憶のほうが覚えやすいです。
例えば、英単語の暗記や、漢字を覚えるといった暗記は相当頑張らないと頭に入っていきません。これは意味記憶に該当します。
一方で、旅行の記憶や学生時代頑張って勉強をしたという記憶、レストランで家族と食事をした記憶等は特に覚えようとしなくても記憶に残りやすいものです。これがエピソード記憶です。

わかりやすい例では、歴史の年号と人物と事件等が書かれた年表をそのまま暗記するのは大変ですが、ドラマ仕立てで見ることができるなら覚えやすくなると感じませんか?
前者が意味記憶だけですが、後者はエピソード記憶が助けてくれるのでだいぶん覚えやすくなります。
特に起こった事柄の前後関係や人間関係、時代背景などは言葉で説明されるだけよりよほど覚えやすくなるはずです。

もし、覚えたいことがなかなか覚えられないならエピソード記憶に助けてもらうのも手です。
それについてもこのブログで後日書きます。

Posted by admin3


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