認知症の原因物質を脳内に溜めない8つの食べ物

認知症予防情報アミロイドβたんぱく質, アルツハイマー, 認知症予防

現在、認知症の原因物質の1つであるとされているアミロイドβタンパクは、毎日私たちの脳内で生成されています。(もう1つの原因物質とされているのはタウタンパク)

このアミロイドβタンパクは、脳内で生成されてしまう脳のゴミのようなもので、私たちは主に睡眠中にこの脳のゴミを体外に排出しています。

年を重ねると、アミロイドβタンパクの排出が追いつかず、うまくいかなくなって脳内に溜まっていき、それが集まって老人班といわれる脳のシミを作り、これが認知症の原因の一つとされています。

アミロイドβタンパクは、認知症発症の25年前あたりから脳内への蓄積を開始するといわれています。もう1つのタウタンパクは15年前から蓄積開始を開始し、タウタンパクの蓄積の原因となっているのがアミロイドβタンパクとも考えられていますが、まだまだ分からないことも多く、研究が進められています。

もし、認知症発症が65歳だとしたら40歳、若年性アルツハイマー病の場合は、30代、またはそれ以前からアミロイドβタンパクは脳内に蓄積していると考えられます。

まだ若いから、と考えず、若いうちから対策をとることが大切です。

では、アミロイドβタンパクをなるべくためない方法はないのでしょうか。

その一つとして有効とされているのがセロトニンです。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、精神を安定させ、幸福を感じさせてくれるホルモンです。また、ストレスを減らす働きもあります。
うつ病の治療や、認知症の症状改善にもセロトニンを増やす薬が使われています。

このセロトニンは、アミロイドβタンパクが脳内に沈着するのを防ぐ働きもあることがわかっています。

セロトニンを作る材料の一つトリプトファンは、体内で作ることができず、食べ物から取り入れるしかないそうで、トリプトファンを多く含む食べ物を摂取することが大切です。

トリプトファンを多く含む食べ物には下記のものがあります。

(1)大豆製品
→味噌、豆腐、納豆、きなこ など

(2)海藻
→ワカメ、昆布、ひじき、もずく、寒天など

(3)バナナ

(4)ゴマ

(5)ナッツ類
→アーモンドやカシューナッツ

(6)魚介類
→鰹節、赤身の魚、たらこ等

(7)乳製品
→特にチーズ

(8)穀類
→そば、白米

認知症予防に効果的な食べ物というだけで考えず、認知症以外の様々な病気の予防や治療に役立つセロトニン。
人の幸福度を決める幸せホルモンですから、何となくストレスが多いなぁとか、最近ちょっと怒りっぽいかな、と感じたら、トリプトファンを意識してみてはいかがでしょうか。

Posted by admin3


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